アメリカでは普及しているALSP(Alternative Legal Solution Provider:代替法務サービス事業者)が日本でも今後は増えてくる可能性があります。
直近では2024年7月22日の日経新聞にも取り上げられているため、一度はALSPという言葉に触れた方もいるかもしれませんが、まだまだ認知は広がっていません。

企業の法務、外部に「お任せ」 米国発「ALSP」 双日など導入 業務増と人手不足で - 日本経済新聞
法務部門の業務を外部委託する動きが出始めている。人手不足の大手企業が契約書の審査などを専門業者に任せるほか、中小企業などの法務部門を丸ごと受託するスタートアップも誕生した。米国で普及した「ALSP」(代替法務サービス事業者)が波及した形で、...
Googleで「Alternative Legal Solution Provider」をキーワードに指定し、検索すると本日(2025年2月15日現在)時点では約 75,400万件がヒットしますが、検索の地域を日本に限定すると約 119,000 件です。また、「法務アウトソーシング」で検索しても約 283,000 件であり、まだまだ一般的に知られるキーワードにはなっていない印象です。
近しい概念のBPO(business process outsourcing)の検索結果からすると、日本のALSP(Alternative Legal Solution Provider)での検索結果のボリュームは100倍※程度まで増える可能性があると考えてます。
Google検索のキーワード | 検索結果:全世界 | 検索結果:日本 | 全世界対日本の割合 (小数点第4位を四捨五入) |
Alternative Legal Solution Provider | 754,000,000 | 119,000 | 0.016% |
business process outsourcing | 140,000,000 | 2,200,000 | 1.571% |
※BPOに対してALSPは全世界では約5.4倍であり、BPOの日本の検索結果が220万件であることを考えると、約1,190万(現在の約100倍)まで増えるのではないか
今後、本メディアは日本でもALSPが普及し、企業法務の効率化、最適化が進み、企業間取引のスピードアップと企業成長に法務が寄与する世界を目指して、ALSPに関する情報を発信していきます。